ある親御さんから不登校の支援をしているカウンセリングルームに
「学校に戻ったら成功報酬を払うシステムがあるがどう思うか?」
と質問がありました。
成功報酬⁉️
寝耳に水でびっくりしてしまい
「それはあかん」
と叫んでしまいました。
成功報酬を取り入れているカウンセリングルームのホームページを見ると、確かに学校に復帰して一定時間すると成功報酬が発生するシステムはありました。
ただきちんと学校復帰は、通過点で目的は子どもさんの自立であると書かれていましたので、そのカウンセラールームも不登校の支援の根本は理解されているようでした。
学校に戻すことだけを目的にしてしまったら、子どもさんは逃げ場がなくなる。
何のために不登校しているかわからなくなってしまいます。
実際、私の感覚では子どもさんに暴力又は見えない暴力(虐待で言えば、身体的、精神的虐待)を使えば、学校に一時的に戻すことは可能です。
でも必ず反動が出ます。
それは数日後かもしれませんが10数年後かもしれません。
時間が経ってから反動が出ると問題が複雑に絡み合い何から手をつけるといいか難しくなるのです。
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