性暴力~もしお子さんに打ち明けられたら

 11月12日から25日は”女性の暴力をなくす運動週間”です。

女性への暴力は許されないものです。

そして最も女性の心を傷つけるのは”性”が絡んだ暴力であるかもしれません。

 

 

性暴力とは

  • 同意のない
  • 対等でない
  • 強要された

性的な行為や発言のすべてを言います。

 

 

行為の大小は関係ありません。

 そして乳幼児から高齢者まですべての年代で起きます。

女性だけでなく男性にもおこりえます。

 

令和2年度の調査によると14人に一人が無理やり性交されたことがある結果が出ています。

そして女性の6割程度、男性の7割程度が、誰にも相談していない。

 

 

私は、性暴力は日常のすぐそばにあると感じています。

もしお子さんに「性暴力をうけた」と打ち明けられたら

もしお子さんがあなたに

『何らかの性暴力をうけた』

と打ち明けられたら腹をくくってください。

 

 

あなたの中を色々な思いが駆け巡るかもしれません。

 

  • 嘘だと思いたい。
  • 自分が迎えに行かなかったからと自分を攻めるかもしれません。
  • 私がなんとか立ち直らせないと思うかもしれない。
  •  心が叫んで受け止められないかもしれない。
  • 世間に知られたらどうなるのだろうか?
  • ショックで体が動かなくなるかもしれません。

 

しかし今は歯を食いしばり、すべてに蓋をしてください。

 

 

今は目の前のお子さんの”言われること”

そして”心”と体”をそのまま受け止めてください。

細心の注意を払います。

  • 疑ってはいけません。

それはお子さんを絶望に追いやります。

 

また

  • アドバイスも
  • 同調も
  • 励ましも

いりません。

 

ただただ受け止めてください。

 

 

「話してくれてありがとう。」

お子さんに安全で安心できる場所を提供してください。

 

 

この件は、うやむやにしてはいけません。

心の深く刻まれたこの出来事は、日が立っても決して消えない。

 

 

専門家の力を借りましょう。

 

 

各都道府県には、性犯罪・性暴力のためのワンストップ支援センターがあります。

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 相談は無料。

 

 

 子どもには幸せになる権利があります。

大人の役目を果たしましょう。

 

お子さんは、あなたに話すと決めた。

あなたはお子さんに信頼されている。

あなたが発する”言葉”や”態度”のすべてが、お子さんの希望の光です。