お子さんが「頭が痛い」と訴える。
学校のことで悩んでいるみたい。
でも頭痛って本当に痛い。 これはストレスから来ているのだろうか?
私は公立小学校で28年間、養護教諭(保健室の先生)をしてきました。
保健室では、頭痛の訴えは多いです。
その経験から、不登校と関係が深い「緊張性頭痛」について、 そして親ができる対応をお伝えします。
まずよく話を聞くことが大切
お子さんの場合は「頭痛」と言っても、 よく話を聞くと:
歯の痛みを「頭痛」で表現していたり
耳の痛みだったということもあります
インフルエンザが流行中に「頭が痛い」というお子さんは、 次の日に熱が出たりします。
また、よく聞くとそもそも睡眠不足であることがあり、
「1時間だけ寝かせて」
と言ってベッドに寝かせるとすぐに寝息を立てるというお子さんもあります。
頭痛といってもよく話を聞く必要があるのです。
頭痛の種類:一次性と二次性
頭痛は、理由のはっきりしない一次性の頭痛と病気などの原因によっておこる二次性の頭痛があります。二次性の頭痛でしたら、 原因を治療する必要がありますし、時には脳の病気が隠れているときもありますので、きちんとした対処が必要です。
また一時性の頭痛でも比較的薬がよく効くタイプの頭痛もあります。
まずはかかりつけ医でご相談されることが大切です。
今回は保健室での経験から、原因となる病気のないそしてストレスと関係が深い「緊張性頭痛」について書きますね。
この頭痛など体調不良から、登校が崩れ、不登校へという流れは時々見かけます
不登校と関係が深い「緊張性頭痛」とは
不登校のお子さんに関係が深い"緊張性頭痛"は、 効果的な治療法がなく、対処療法や予防的な生活を送ることなどが中心になります。
緊張性頭痛が起きた時の対処法
痛みが出たときや出そうなときは
- 安静にしてできれば眠る
そして
- 鎮痛剤で痛みを抑えたり
- 冷やしたり
- マッサージなどで筋肉を和らげたりします。
痛みは鈍い痛みと言われていますが、 それでもやはり痛いのです。
緊張性頭痛が起こる仕組み
このタイプの頭痛は、
『なんらかの原因で、顔や首、肩の筋肉ががちがちに緊張して硬くなり、 脳へいく血管に血が流れないことが原因』
です
(厳密に言えばもっと色々あるのですが、イメージとしてはこんな感じです
保健室の頭痛の子どもたち
保健室では・・。
私は保健室で、ストレスからくる頭痛持ちのお子さんに、
- 顔や首、肩の筋肉を触ってもらったり
- 温めたり、冷やしたり
- 熱を測ったり
- 睡眠時間を聞いたり
頭痛について考えてもらえるような糸口を意識してかかわっていました。
体と心はつながっています。
体と心はつながっています。
それをお子さんにわかってもらいたい。
頭痛が起きた時だけ対処して、その後は何も考えず頑張り続けると、頭痛は悪化したり、頻度も増えることもあるかもしれません。
そのうちに自分は頭痛持ちなので、仕方がないのだとマイナスのボディーイメージを持つかもしれません。
このタイプの頭痛は、ケアすることでかなり軽減します。
子どもに身につけてほしいこと
自分の体を
- 感じ
自分で
- 整える
大人になって欲しいのです
親ができること
1. まず病院で確認
- かかりつけ医に相談
- 原因になる病気があれば対処をする
2. 記録をつける(頭痛ダイアリーなど)
- いつ頭痛が起きたか
- どんな痛みか(ズキンズキン、ガンガン、ギューッと、シクシク、ジンジンなど)
- どれぐらい続いたか
- 他の症状(吐き気や光、音、匂いなど気になったこと、どんな時に起きるか
- 薬を飲んだか
- 痛さの程度(3段階ぐらい)
頭痛を引き起こしたと考えられること、たとえばイベント、外出、天気、寝すぎ、など気がついたことを書いてください。
3. 子どもと一緒に考える
記録をもとに頭痛は何と関係しそうかを考える。
イベントや学校行事、外出、睡眠、天気、ストレスなど。
「学校のことで何か心配なことある?」
「頑張りすぎてない?」
「どうしたら楽になるかな?」
4. 十分な休息を
- 頭痛は体からのSOS
- 学校などは休むことも大切な対応
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一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。 |
