文部科学省の調査によると
令和6年度の小中学校の不登校の調査が発表されました。
35万3970人でした。
この12年、不登校は連続で増えています。
そして令和3年からの増え方がとても大きいかったのですがやっと今年は増加率が抑えられました。
データで見る不登校児童生徒数の推移(平成24年度~令和6年度)
| 年度人数 | 人数(小中学校) |
| 平成24年度 | 112,689人 |
| 平成25年度 | 118,617人 |
| 平成26年度 | 122,897人 |
| 平成27年度 | 125,991人 |
| 平成28年度 | 133,683人 |
| 平成29年度 | 144,031人 |
| 平成30年度 | 164,528人 |
| 令和元年度 | 181,272人 |
| 令和2年度 | 196,127人 |
| 令和3年度 | 244,940人 |
| 令和4年度 | 299,048人 |
| 令和5年度 | 346,482人 |
| 令和6年度 | 353,970人 |
平成では、年間におおむね1~2万人ずつ増えていたところが、令和2から5年では毎年おおむね5万人増となっています
今年は増加が7800人ほどです。
コロナ禍の混乱から解けたか・・
このまま減少傾向に転じてくれるといいのですが‥。
文部科学省が公表する不登校の原因は、もっと深掘れる
文部科学省は、不登校の原因を(不登校児童生徒について把握した事実として発表していますが。)
小・中学校においては、
- 「学校生活に対してやる気が出ない等の相談があった。」(30.1%)
- 「生活リズムの不調に関する相談があった。」(25.0%)
- 「不安・抑うつの相談があった。」(24.3%)
- 「学業の不振や頻繁な宿題の未提出が見られた。」(15.6%)
としています。
このデータをみてあなたはどう思いますか?
私は毎年気になっています。
やる気や生活リズム、不安・抑うつ、学業不振――どれも子どもの側の問題として見られがちですが、私はそうは思いません。
子どもは、もともとやる気に満ちています
その証拠に幼児さんを見てください。
どんなことも目をキラキラして体全身で取り組んでいる。
あれが本来の姿です。
やる気をなくしたのは学校なのではないのでしょうか?
生活リズムだって同じです。
学校が楽しければ、(特に病気や家庭の事情がなければ)子どもは、朝から起きてきます。
リズムは乱れません。
また学業が不振なら、それこそ学校の出番ですよね。
これなくなるのは本末が転倒しているのです。
文部科学省の大規模な調査。
私たちが知らないといけないことは、こういうことではないのではないでしょうか?
「古い概念」とオンライン授業の現状
私は不登校が増えていることを問題視するのは、本質ではないと考えています。
私の相談室にこられるお子さんの中には、学校という価値観を大きく超えているお子さんがいらっしゃいます。
私自身も社会が多様性に向けて進んでいる中、学校一択という方向性は、無理があると考えます。
不登校の数を減らすことよりも、「学びを止めない仕組み」をつくることが大切です。
コロナ禍で実現したオンライン授業を継続し、出席として認めていれば、“学校に行かない=学べない” という現状は変えられます。(文部科学省はオンラインの学びを認めています。でもオンラインがいいのかというと子どもによります。)
35万人の子どもたちは、「学校に戻ること」ではなく、「自分らしく学べる場」を待っています。
社会全体で、“学びの形”をもっと柔軟にしていく時がきています。
参考
〇不登校とは、長期欠席者(年間30日以上 の欠席者)のうち『何らかの心理的,情緒的,身体的あるいは社会的要因・背景により, 登校しないあるいはしたくともできない状況にある者』ただし,病気や経済的な理由に よる者を除いた者をいう。
〇 もとになる調査はこちらです。
令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要
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