私は息子が不登校になった時に、ある人から
- 「甘やかしすぎたから」
- 「もっと厳しくしないといけない」
と言われました。
すごくショックでした。
でもよく考えてみると、この 『甘やかし』というのは何で判断するか。
その人は私の何をみてそう感じたのでしょうか?
甘やかしの判断の基準は?
例えば
体重であれば、一週間で体重が10 kg 増えた!
となると10kgというデータから見て異常で大変!という判断ができます。
でも『甘やかし』にはそういう数字のデータがなくて、判断する人の主観によるのです。
天皇陛下さんの姪っ子さんの結婚問題を見ていると、姪っ子さんはすべてを捨てて、海外に行ってしまわれた。
甘えの反対の究極の自立だなあと思うのですが、社会的には「わがままだ」とか「甘えている」とか言われてしまっていますよね。
甘えというものは、状況によって判断基準は変わるんです。
(まあ天皇家ってすごく特殊ですが)
また私は、小学校で長く働いていましたが、お子さんの性質によって、すごくかまってほしいお子さんと、あまりかまわないでほしいお子さんがありました。
ですので、甘やかしているかどうかという判断は、数値で表すことはできないですし、状況により変わるし、またお子さんの性質にも左右されるというわけです。
ですから、甘やかしたかどうかはそのお子さんと親御さんとの間で判断しましょう。
決して人からとやかく言われるものではありません。
育児の目標は、子どもさんの自立
それでも色々振り返って「甘やかした」と思われる親御さんがいらしたら
今後の育児についての考え方として
- 『甘やかさないこと』に気をつけるのではなく
- 『子どもさんの自立を手助けする』
というふうに考えてみましょう。
育児の目的は、お子さんが自立することですので、そちらに焦点を合わせるのです。
また今の日本では、若者の自立は遅くなっていきていますので、そんなに慌てて自立させなくてもいいとも覚えておいてください。
方向は自立。
期限は、成人する頃まで(多少遅れても可)という感じです。
冒頭に書いた私に言っててきた人。
親切のように、色々言ってくるので、
- 「どこでそう判断するのか」
- 「私はどうすればいいのか」
と腹を括って応戦すると案外すぐに逃げていかれました。
あまり外野の言うことを気にしないで、おおらかに子どもさんをと共に時間を過ごしていきましょう。
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