お子さんが朝起きられなくなる、ドキリとしますね。
朝起きられなければ、学校は欠席や遅刻になります。
不登校の始まりか!これは大変だ!
と、慌てられるかもしれません。
でもきっとお子さんはもっと前からしんどかったと思います。
もちろん、朝起きられなくなったらすぐに不登校。
ということではありませんし、一過性のものになるかもしれません。
まずよくお話を聞いてあげてください。
- 夜、しっかり眠られているのか
- 何時に寝ているのか
- 布団に入ってすぐに寝てるのか
- 途中で目が覚めていないか
- 朝早く目が覚めていないか
- 夜中に起きて何かしていないか
(時々起きて友だちとSNSしているお子さんがあります。) - 体調不良があるのか
腹痛、頭痛などがあれば小児科にご相談ください。
また起立性調節障害といった朝具合が悪くなる病気もあります。
お子さんのお話を聞く時、その時の親御さんの態度を、お子さんはよく見ているということを肝に銘じておいてください。
「学校に行けないなんて大変なことで、このまま学校に行かなくなるなんてありえない。こんなこと許されない」
というような態度を見せてしまうと、お子さんは心を閉ざしてしまいます。
そして本当の心のうちを話さないかもしれません。
そうすると結局は問題が先送りされます。
そしてもっと問題が大きくなる。
また親御さんが受け入れやすい、別の何かをいうお子さんもいます。
例えば
- いじめられているとか
- 隣の子がうるさくて勉強に集中できない
などといったような、他に責任があるというような
(これを無意識にしてしまうお子さんもいます。)
その別の何かに大人が振り回される。
よくあることです。
親御さん自身の考えや価値観は置いておいて、お子さんのお話を聞いてください。
お子さんの将来のことを考えると、「不登校なんて!」と思われるかもしれません。
でもお子さんが見ているのは
『親御さんが今の自分を受け入れてくれるのか?』
驚くほど注意深くみています。
親御さんに受け入れてもらえない。
と感じたとお子さんは一人ぼっちだと思います。
一人ぼっちほどつらいことはありません。
親御さんには、お子さんの一番の味方になっていただきたいのです。
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