不登校と親ガチャ

不登校のお子さんを持つ親御さんは、この子の不登校は

  • 「自分の育て方が悪かったのだろうか」
  • 「あの時あんな風に言ってしまったからなのだろうか」

などどうしてもご自分を責めがちです。

 

それなのに、さらにお子さんから

「親ガチャ、はずれだ」

など言われると本当に苦しいですよね。

 

 

さてこの親ガチャという言葉、結構話題になりましたね。

人によっては面白がられたりまたは憤慨されたり。

「親ガチャがあるなら子ガチャもあるだろう」

など応戦されている方もいらっしゃるようです。

 

 

私は子どもさんが

『親ガチャ』

と親のことを言うことは、とても健全だと感じます、

親に対して言いたいことを言っているんです。

それが言える関係ということですよね。

 

 

 

私は小学校で保健室の先生を長くしていました。

そしてたくさんの親子に出会ってきました。

親子の形は正解はなくいろんな形があっていい。

ただ時々、子どもさんが親御さんの顔色を必要以上に伺っていることを見かける時がありました。

また親御さんの前では本当に良い子で、見ているこちらが息苦しくなる時もありました。

 

子どもが親御さんに気を使う。

いい子でないと可愛がってもらえないのでしょうか?

 

これは子どもさんにとっては苦しい関係です。

言いたいこともやりたいこともできない関係です。

 

この親ガチャという言葉を、子どもさんが親御さんに直接または間接的に言っているということは、子どもさんは言いたいことを親に言える。

という関係性であるということです。

 

子どもさんは悪態を安心してつき、親御さんから少しずつ自立していく。

そんなイメージですね。

 

 

もし親ガチャと言われたら 

「そんなこと言われると悲しいわ!」

「腹立つなあ」

など本音をさらりと言われば言ってください。

 

NG な言葉

「こっちこそやわー隣の花子ちゃんは家のお手伝いすごくしてくれるらしい!」

「 A 君は 成績がAばっかりらしいで」

など同じ土俵に立つのはやめましょう。

 

 


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