「誰に相談すればいいの?」――学校に話に行くときのヒント
今日は、子どもさんの不登校などで学校に相談に行かれる時に
“誰のところに行けばいいのか”
について書きたいと思います。
〇まずは担任の先生に
最初に相談する相手として自然なのは、やはり担任の先生です。
日頃、子どもと一番近くにいて、日々の様子を見てくれている存在ですね。
ただし──
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担任に話しても、話が進まない
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あまり理解してもらえない
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あるいは、担任自身が子どもにとってのストレス源になっている
ただここで止まってしまうと、担任が学校内でどこかの部に報告しないと、学級でのできごとの一つで終わってしまいます。
担任も子どもと同じように、学校内では”評価される側”で競争を強いられている面があります。
担任自身も意識的か無意識かは置いといて、自分の評価が関係するかもしれない事象は小さく見積もって、大ごとにしたくないのです。
ですので
「問題解決への動きがないなあ」
と思われたら、他にご相談されることをお勧めします。
〇誰にいくといいか・・?
では担任の次は誰に相談に行くか?
学校内は、校長、教頭の管理職以外は、上司部下という関係がなく、新任さんもベテランさんも同じ並びになります。
ですので公務分掌と言って、担当の業務で考えていきます。
例えば
- 学年主任(多分学年の中では、経験の長い人です。この方が良い方ならここがいいかな?)
- 人権の担当(差別的なできごとの相談など)
- 生徒指導の担当(いじめ、友人関係など)
- 特別支援コーディネーター(発達的な問題、勉強方法など)
- 教育相談コーディネーター(心の問題など)
- 養護教諭(身体と心の問題など)
- スクールカウンセラー(心理面の相談)
誰がどの仕事をしているかは、ホームページや学校便りなどでお知らせされていると思いますので、調べられると思います。
〇でも、知らない先生のところへ行くのは…
いきなり面識のない先生に会いに行くのは、やっぱりハードルが高いですよね。
そんなときは:
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校長先生や教頭先生など、管理職の先生にまず相談して、担当の先生を紹介してもらう
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以前お世話になった担任の先生や、兄弟の担任だった先生など、知っている先生に声をかける
または
- 役員をされているママ友などいいヒントをくださるかもしれません。
少し怖い話ですが…
学校の中にも「力関係」や「派閥」があるのが現実です。
時には、特定の教師が権力を持ちすぎていて、校長でさえも物が言えない…ということもあります。
その場合は、学校内ではなく、教育委員会や文部科学省に相談するという選択肢も視野に入れてください。
残念ながら、教師間のいじめが存在することも、現実としてあるのです。
〇終わりに
学校に話に行く・・もしかしたらとても親御さんにしましたらハードルが高いかもしれませんね。きっとあまりいい話をされに行くのではないでしょうから・・。話によりますがおおむねは、対応は、遅くなるより早めに動かれてほうが、解決は早いです。お子さんのため、ほんの少し勇気出してくださいね。