皆さんはお化けを見たことありますか?
不登校のお子さんに
- お化けが見えるとか
- 霊感がある
という話は、珍しくありません。
カウンセリングの中で、そういうことを子どもさんが話してくれた時、良かったと胸を撫で下ろします。
話してくれなければ、決して辿り着くことのできない、そのお子さんの内的な世界です。
私たちがその世界に触れ、理解しようとしなければ、本当の意味でその子の心を癒すことはできない――私はそう思っています。
私は霊感はないですが、若い時の友人にすごく霊感がある子がいました。
その子といると不思議なことが沢山ありました。
世の中には、そういうことあるということは理解しています。
皆さんは、どのように感じられますでしょうか……?
子どもの話を聞くときの姿勢
話す子どもは、心の奥にある何かを、勇気を振り絞って差し出してくれています。
だからこそ、ゆっくり、慎重に聞いてあげてください。
まるで繊細なガラス細工を扱うように、子どもの言葉に触れてください。
話しているうちに、子ども自身が気づきを得ることもあります。
「わかってもらえた」だけで、お子さんは、まず安心します。
そうして関わり続けるうちに、自然と納得し、自分の足で立ち上がっていくのです
じっくり時間をかけて状況を見るようにしてください。
〇注意する言葉
- そういうことを言ってはいけない
- 病院に行った方がいい
- そんなことあるはずがない
- 気のせい
- 「これってどう思う?」といって、子どもの霊感を使わせる
こういうことを言うときは特に慎重に状況を見てからにしてください。
私の失敗談です。
これは、私自身の失敗談です。
くわしくは書きませんが、私の息子もそういう体験が強くある時がありました。
それである友人の紹介で「霊能者」と名乗る方に連絡を取ったところ、驚くような高額を提示されました。
また別の霊能者には、相談の後
「お子さんの携帯番号を教えてほしい、今後は(母抜きで)直接お子さんに連絡を取りたい」
と言われました。
もちろん断りました。
そして目が覚めました。
とにかく慎重に、行きましょう。
焦りと不安は判断を鈍らせます。
そして意外にも最も冷静に話を聞いてくれたのは、あるお医者さんでした。
「先生は見えませんが、病院ではよく聞く話ですよ。」
と子どもを否定せず話を聴いてくださいました。
子どもも、私もほっとしました。
まとめ
とにかく慌てないで行きましょう。
子どもを一方的に否定しないでください。
「見える・見えない」じゃなくて、
“お子さんにとっての現実”に、私たちが寄り添えるかどうかが大切です。
子どもは、
ようやく言葉にしてくれている。
その勇気に、どうか誠実に応えていきましょう。