不登校とお小遣い

不登校はなにかとお金がかかります。
とにかく本当に色々かかります。

何をするにも、お金がかかる時代ですね。

だから、学校というシステムができたんだなあと変に納得したりして。
(集団でカリキュラムに沿って一斉に強制的というのは実に合理的!)

とはいえ、だからこそ行きたくないということかもしれませんね。

 

お金を使うということは、「希望を持つ」ということ


お金の使い方を伝えることは、しつけの中でも大切なことです。
お小遣いの額や渡し方をどう考えるかは親御さんの考えもあるでしょうし、経済的なこともシビアに関係します。

基本は決められた額の中で“計画的に使う”です。

ただお金が欲しいというのは

  • やりたいことがある

つまり

  • 希望があるということ

です。


数年前から参加している引きこもりのサポーターの研修で、斎藤環先生のお話で
「長い期間引きこもっていた方にまずすることは、お小遣いを渡すこと」

だそうです。

ただただ家にいるだけなら、お金はいらないのです。

  • お金を持ち
  • お金を使うことで
  • 社会に興味を持つ
  • そして家から出ようと意欲につながる

のだそうです。

 

 

親として何を伝えていくか・・。

「もっとお金欲しい」
「課金させて」
など不登校さんとのかかわりでお金の問題は出てきます。

その都度よくよく、子どもさんの話を聞いて伝えていかなければならないことは伝えます。
バトルになる時もあります。

 

ただ心の片隅に、

「この子は、社会に希望があるんだなあ」

思えると、気持ちが少しだけ和らぐのではないでしょうか?

 ただし、ゲーム課金については注意が必要です。

 

子どもと話し合って、しっかりとルールを決め、親御さんが主導権を持って管理しましょう。
ゲーム依存は“病気”として扱う必要がある場合もあるからです。

 

 

 

 

「お金の使い方」は、社会とつながるための練習

 

 

おこづかいをもらう
自分で考えて使う
失敗も経験する

 

これは、子どもが「社会で生きる練習」をするためのとても大切なプロセスです。

 

「何に使いたいの?」「なんでそれが欲しいの?」
そんなふうに対話を重ねながら、親子でお金について学んでいく時間は、
お子さんが未来に向かって歩き出すための、かけがえのない土台になります。

 

まとめ

  • 「お金が欲しい」は、社会や未来への“希望”のサイン

  • ゲーム課金は要注意。依存の視点で対応を

  • 「お金の使い方」は、社会とつながる第一歩

 

お金ーとても大事なテーマです。
親御さん自身が「お金を通して何を伝えたいか」を意識してみてくださいね。