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【学校を考えるシリーズ】学校は不登校の相談をするのにふさわしいのか その1

お子さんが不登校になったらまず学校の先生に相談されると思うのですが、私の経験から言うと、不登校の相談場所として学校は、難しいと思っています。

というのは学校の先生たちは、実は不登校のお子さんについては、そんなにたくさん知識は持っていないというのが現状です。

 

先生たちは、学校に来ている子どもを教えることは得意なのです。

が、目の前にいないお子さんの、色々な相談を聞いていくことは、はっきり言って得意ではない先生が多いです。

 

 

それは、先生たちが“学校の先生になろうとした”というぐらいですので、学校のシステムにある程度は“適合された方”なのです。

 

 

そうすると                         

  • 少数派の子どもの気持ち                   
  • いじめられた子どもの気持ち                 
  • 弱い立場の子どもの気持ち                  
  • 勉強がしんどい子どもの気持ちなどに             

頭では十分わかっていても、肌感覚としては、ずれてしまうというのは当然ですね。

 

 

 

でも、そう言う先生がダメなのか?

と言うとそうではなく、学校やクラスを運営するには、そう言った先生たちが必要なのです。

 

本来学校は、

  • 担任
  • 校長
  • 教頭
  • 担任外の先生

などとうまく役割分担ができ、連絡を密にとって、運営していくことが必要なのです。

 

ですが、できている学校もあるかもしれませんが、忙しさや人員不足などで難しい学校も多々あるように思います。

 

 

 

ですので、学校に相談され納得でき、子どもも親御さんも、先生を信頼できる。

と言う素晴らしい状況でしたら、学校は不登校の相談を受けるのにふさわしいと言えます。

 

もし“先生を信頼できない”という気持ちがあるようでしたら、学校外に相談できる場所を確保しておくことは、親御さんが不登校のお子さんを支援していくために大切なことです。

 

 

 

一般的には、相談場所は一ヶ所にするべきで、掛け持ちしてはいけないと言われます。

内容が食い違ったときに混乱するからです。

 

でも、その相談先に何を求めるのか?

を親御さんが明確にして、アドバイスなどが食い違ったとしても、混乱しないようにすればいいだけのことです。


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