公立小学校で28年間養護教諭をしてきました。
保健室では、髪型や髪色について悩む子どもたちの話を聞いてきました。
ある日、不登校中のお子さんが突然金髪に染めてきたら、皆さんはどうされますか?
先日あるSNSで、不登校中のお子さんが突然、金髪に染めてしまった。
「そうしてしまったお子さんを受け入れられない」
「見るたびに涙が出る」
というような投稿が流れてきました。
髪の毛はお子さんの領域
お子さんの金髪、あなただったらどう感じられますか?
お子さんの年齢によりますし、ご家庭ごとにいろいろ考え方はあると思います。
しかしはっきりしているのは、髪の毛はお子さんの体の一部なのです。
髪の毛をどのようにするかはお子さんの領域。
お子さんが小さくて、まだこの領域を分ける境界線がはっきりひかれていない。
それなら、親御さんの意見を、子どもさんに受け入れてもらうことは簡単です。
が、お子さんが自分でこの境界線を引いたのなら、私たちはこの領域を超えてはいけないと思います。
できることといえば、せいぜい境界線のこっち側から
「お母さんはそういうの嫌い」
「染めたら、髪の毛が傷むよ」
など伝えることぐらいです。
何かの決意かもしれない
さてこのお子さんは不登校の中、高校卒業のこの機会に金髪に染められた。
これはきっと何かの決意なのでしょうね。
ワクワクします。
ツーブロック禁止の話
さて最近髪の毛で話題になったのは「ツーブロック」。
私には刈り上げのおしゃれ版に見えます。
この「ツーブロック」を禁止している高校が多いようでした。
それがマスコミなんかに取り上げられ
「禁止の意味が分からない」
「そもそもそれは人権侵害だ」
など批判をうけ、どうやら廃止の方向に進んでいるようです。
まとめ
髪の毛はお子さんの体の一部です。
お子さんの意思が表現されていると考え、むやみに禁止しないで、お子さんの表現を楽しみながら温かく見守りたいと思います。
私の息子の話です。思春期の暗黒期、部屋でゲームに没頭していた時がありました。
学校は何とか行っていましたが、前髪は鼻ぐらいまでありました。
美容院では、決して前髪は切らないでとオーダーしていました。
だけど高校生になるときに、自分から切りそろえてくれました。
ほっと安堵のため息です。
髪の毛も鎧のようなそんな感覚だったのかもしれません。
髪は人によっていろいろな意味があるのです。
見守る。
それが大切だと、息子から教えてもらいました。
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