ペットとの触れ合いで幸せホルモンが出ます。
不登校のお子さんの経過の途中で
- ペットを飼う
- 飼わない
という話が出てくることは結構あります。
ペットを飼いたい
- 「学校に行くから飼わせてほしい」→学校に行くなら飼ってあげる
- ペットの散歩で、外に出るきっかけになるかも
- ペットを飼えば一日のメリハリになる
- 一人でいても寂しくない
- みんなに自慢できる
ペットを飼う理由は親子それぞれに、いろいろあります。
基本的には、ペットなど動物と触れ合うことはとてもいいことです。
人は、人や動物に
- 愛情を感じたり
- 触れ合ったり
- 見つめ合ったり
すると、脳からオキシトシンというホルモンが分泌されます。
オキシトシンは別名「幸せホルモン」「絆ホルモン」「信頼ホルモン」と言われています。
オキシトシンがたくさん分泌されると
- 心が安定して
- ストレスが解消され
- さらに免疫力が上がる
など言われています。
ペットと触れ合うことは科学的にもとてもいいことなのです。
ですので、お子さんが望み、お家の事情やアレルギーの問題などが許されるのなら、飼われることはとてもいいことです。
飼う時のポイントですが、お子さんはいろいろ言ってくるかも知れませんが
(例えば○○するからとか、◇◇行くからなど)
親御さんの気持ちの持ち方としては
ただただ、お子さんが欲しいと言っているから飼う
というふうに、交換条件などをつけないでほしいです。
〇〇すれば飼う
飼うから〇〇しなさい
交換条件をつけると、子どもさんはやる気を大きくそがれます。
純粋な気持ちにケチがつきます。
これをしてしまうと、次の〇〇は、ご褒美がないとしなくなってしまいます。
(今の日本の教育は結構これをしているのですが)
- 飼った後で〇〇しなくなったら?
- 取り上げるのか?
話がややこしくなります。
それから、何かを期待しないでください。
- 「飼うことで気持ちが安定して学校に行くかも!」
- 「飼うことで散歩に行って体を動かすだろう」
- 「ペットのことを世話する中でしっかりするかも」
期待することは、“子どもさんを自分の思い通りに動かしたい”という裏返し。
繰り返しになりますが
- お子さんが飼いたいと言っている
- 親御さんもお子さんが喜ぶならと飼う
というシンプルな形で飼ってあげてほしいのです。
何か大人の邪悪な思惑を持ち込まない方が、いいなあと思います。
というのは、子どもが純粋に喜んでいる姿は、親のあなたのオキシトシンも分泌させます。
あなたも「幸せホルモン」がでるチャンスなのに
- 「せっかく飼ってあげたのに!」
- 「飼ったんだからこうするべき」
なんて思っているとチャンスを逃してしまうかも知れません。
縁あって、お家に来てくれたペットちゃん。
純粋な気持ちで、お迎えできるといいなあと思います。
そして家族みんなで「幸せホルモン」の恩恵を受ける。
そんなイメージで。
ただお世話のルールは決めましょう。
これは大切です。
でも・・・。
よく聞くのは
「世話をするって言ったのに!最初だけ!
いい時だけ可愛がって、結局放ったらかして・・」
どこのご家庭もそんな感じかも。
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