出来ていることに注目する

もし誰かがこんなドーナツ(下図)をくれたらまず何を思われるのでしょうか?
「何でかじられているの❓」
などドーナツが欠けているところが気になりませんか?


人の脳は、未完成のものや、不完全なものに注目する性質があります。
これをツァイガルニック効果と言います。
ゲームやパズルなどに心惹かれクリアした時の爽快感はこのツァイガルニック効果なのです。
人は未完成なものや不完全なものを完成させたい。
そして完全なものを作り上げたいという本能があると言えます。



でもこれはお子さんとの関係に持ち込んではいけません。
お子さんの未完成な部分に注目ばかりする。
欠点ばかり気になり指摘する。
通知表の成績が良くなかった教科を注目したりする。
これでは、お子さんのやる気や自尊心は大きく削がれます。


それは親御さんにとっても不本意なことですよね。


このドーナツよく見ればとても美味しそうです。
そして欠けているのは全体的に見ればほんの少し。


出来ているところに注目するのか
出来ていないところ注目するか
で世界は180度違うのです。