過敏性腸症候群とは
- 原因は不明
- 腸が過敏になって
- 腸の働きがうまくいかない病気
症状は
- 腹痛やお腹の不快感
- 便秘
- 下痢
症状は変化して、便秘になるときもあれば下痢になるときもあります。
原因は不明ですが自律神経が関係していて、心因性ともいわれています。
- 学校に行こうとするとおなかが痛くなる
- 通学途中に急に”うんち“に行きたくなる
- 授業中に何度も下痢になる
- 臭いおならがでる
もしこのような兆しがありましたら病院で、診察を受けられることをお勧めします。
というのは、過敏性腸症候群は、不登校の原因になりやすいからです。
学校というのは、本当に”うんち“をするのが難しいところです。
子どもたちは、”うんち“や “おなら”が大好き。
小さなお子さんなら”うんち“や “おなら”と聞くだけで大笑い。
万国共通らしいです。
しかし時々これがうんちをした人、おならをした人にも向くことがあります。
学校、クラスの雰囲気や担任の学級の作り方にもよりますが、タイミング次第では、からかわれたりすることもあります。
悪意がないことも多いのですが、言われる方にすればたまったものではない。
プライベートな部分を笑われるような経験は、トラウマにもなりえます。
- 友だちにからかわれたり
- おもらしをしてしまったり
- 何度もトイレに行くのを先生にとがめられたり
このようなことが起きないために早めに対応したほうがいいのです。
対応のポイントは
- お子さんが安心してトイレにいつでも行ける環境を整えること
- 周りの理解
です。
〇お子さんが安心してトイレにいつでも行ける環境を整えるために
お子さんとどのようなことがあれば安心してトイレに行けるか、困っていることは何かを聞いてあげてください。
そのうえで必要なことを調整しましょう。
例えば
学校と
- 授業中でも、そっとトイレまたは保健室などに行きたい
- 教室の扉の近くの席にしてほしい
- 多目的トイレや職員用のトイレなど他の子どもに気兼ねしないトイレを使いたい
- 遅刻を認めてほしい
- 早退したいと子どもが言えば、親にすぐ連絡してほしい
親御さんと
- 通学途中や下校時にトイレに行きたくなった時にどうしたらいいか、親御さんと実際に、一緒に歩いて、公衆トイレの場所などを確認する
- 早退したいときは、どう対応するか決めておく
こんな細かいところまでと思われるかもしれません。
お子さんと相談して、必要な項目をピックアップして下さい。
でもこうやって親御さんといっしょに細かいことをシュミレーションすること自体が、お子さんの安心につながります。
〇周りの理解のためには
環境を整えたら、お子さんの意思を確認しながら、周りの人たちに、状況を伝えていただきたい。
例えば、先生からクラスメイトに
〇〇(お子さん)さんは病気のため、お医者さんと相談して治療を進めています。
学校を休んだり遅刻や早退したりするかもしれない。
また授業中に体調が悪くなれば保健室などに行きます。
子どもたちは純粋ですので、病気のためにいろいろ苦労していることを知れば、優しい言葉をかけてくれます。
またそれを先生を含めて多くの大人が支えている、つまり大人の目が多くあるということ。
安易にからかったりはできなくなります。
先手必勝なのです。
どうかお子さんの繊細さを守ってあげてください。