お子さんが不登校で、毎日の欠席連絡や給食費、PTAの活動に悩んでいませんか?
私は公立小学校で28年間、養護教諭(保健室の先生)をしてきました。
学校で、不登校の子どもたちと向き合い、親御さんの様々な実務的な悩みを聞いてきました。
その経験から、欠席連絡を減らす方法、給食費を止める手続き、PTAとの向き合い方をお伝えします。
欠席連絡がつらい|毎日の連絡を減らす方法
欠席の連絡が苦痛だという悩み
欠席の連絡が苦痛だというお話はよくお聞きします。
私も経験があって、特に休みはじめは本当に苦しいです。
行くか行かないか、、朝にはお子さんの態度が決まっていない。
そして親としてはいけるものなら行ってほしい気持ちがある。
最近はメールなどでのやり取りが可能になっているので、少しは負担は、軽減されたかもしれませんかそれでも毎朝の作業となるとそれだけでも親御さんのメンタルは削られるのではないでしょうか?
結論から申しますと: 担任の先生への申し出は必要ですが、欠席の連絡を減らすことはできます。
なぜ学校は欠席連絡が欲しいのか?
学校は子どもの安全が大切だから、欠席連絡が欲しいのです。
「学校に行ったはずのお子さんが学校に来ていない!」
教師としてヒヤッとする瞬間です。実はよくあることです。
先生としては、「大丈夫だろう」とは思いながら、それでも本当に生きた心地のしない瞬間です。(世におかしな人がいないなら、学校ももう少しおおらかになれるのですが)
いつ欠席連絡の方法を変えるべきか?
- 行ったり休んだりの時期
- 遅刻が頻繁になるなど
登校が不安定になり、
- 欠席連絡を迷うようになったり
- 親御さんが苦痛に思うようになってきたら
お子さんの登校のスタイルに合わせた方法を、取られればいいのです。
「出席の連絡」に反転させる
具体的には、「欠席ではなく出席の連絡をする」というように、考えを反転させます。
先生には、「今後は、行く時に連絡します」と伝えて:
- 行く時、行く日は電話します
- 行けそうなら連れて行きます
って感じですね。
細かな打ち合わせも必要
ただ先生は、遠足など行事の日は、やはり朝に連絡が欲しいという日もあります。
また給食を止めていない場合は、いつも準備しておいてくれればいいという側面もありますが、毎回準備して廃棄にするのも、どうかと思います。学校が
例えば4時間目までに登校していなければ、準備しないなど、細かな打ち合わせがあるといいかもしれません。
そこは応じてくださいね。
欠席連絡をしないと本格的な不登校になる気がする?
さて欠席連絡をしないとなると、本格的な不登校が始まると感じられるかもしれません。
実際、お子さんにとっては、この変化は大きくて登校への圧力を感じる時間が一つなくなります。
だからといって、不登校に拍車がかかるか?
それは、お子さんの不登校の理由と心の健康度によりますので、一概には言えません。
でも確実に穏やかな朝が訪れます
お子さんは、心底、ホッとされます。
- 「生きた心地がする」
- 「朝安心して目を開けることができる」
と言われるお子さんもいました。
親子ともに:
- 少し休憩して
- 体制を整え
- 今の状況を確認
お子さんが無理なく再チャレンジするための方法を探る時期だととらえられることをお勧めします。
出席扱いになる制度|知っておきたい選択肢
お子さんが学校に行かなくても、出席扱いになる制度があります。
出席扱いになる方法
1. 教育委員会の相談室・適応指導教室に通う
市町村や都道府県の教育委員会が運営している相談室や適応指導教室に通えば、出席扱いになることが多いです。
2. フリースクールに通う
校長の裁量で出席扱いになることがあります。事前に学校と相談が必要です。
3. 自宅でのオンライン学習
すらら、スタディサプリなど、一定の条件を満たせば出席扱いになります。文部科学省のガイドラインがあります。
注意点:校長の裁量で決まる
出席扱いにするかどうかは、校長の裁量で決まります。
- 事前に学校と相談することが必要
- 地域によって対応が違う
- 教育委員会に問い合わせることもできる
奈良県の教育相談窓口
奈良県では、以下のような相談窓口があります:
- 奈良県教育委員会の教育相談
- 市町村の適応指導教室
- 奈良県立教育研究所の相談室
詳しくは、お住まいの市町村の教育委員会にお問い合わせください。
元養護教諭として
私の経験では、出席日数を気にされる親御さんは多いですし、もっともなことだと思います。
出席として学校がカウントしている以上、お子さんの有利になるようにしていきたいものです。
そのうえで「お子さんが安心して過ごせる場所」が見つかるといいなと思います。
出席扱いの制度は、「選択肢の一つ」として知っておいていただければと思います。
給食費を止めたい|食べていない給食費の対応
給食は止められるのか?
最近は給食費を無料としている自治体もあるようですが(それはそれで様々な意見があるようですが・・)食べていないお子さんの給食費を払い続けている、とのことを時々お聞きします。
結論から申しますと: 止めることはできると思います。
止めたいと思われるなら、親御さんの方からはっきりと、学校に意思を伝えてください。
担任がダメなら、管理職や教育委員会へ
担任に話をしても「(給食は)止められない」といわれる人もいます。
担任がダメなら、栄養職員や管理職に相談なさってみてください。
それでも難しければ、教育委員会、文部科学省などご相談なさってください。(直接、まず文部科学省に相談してその話を元に、「文部科学省に電話したらこう言ってるよ」なんてのもいいかもしれません。)
なぜ親御さんの方から伝えるのか?
学校からは、「給食を止める」と言うことは、大変言いにくいことなのです。
理由は、2つあります。
1つ目: 担任は、「子どもを切り捨てる」と親や子どもさんに思われるのではないかと思い、伝えることに二の足を踏んでいるケース。(実際、それで親御さんが傷つかれてトラブルになるケースがあります。多分、担任の説明不足だと思う。)
2つ目: 担任自身の罪悪感。担任は、「お子さんの不登校について自分の何が悪いのか」と罪悪感を抱えている人は多いです。ですので、自分から不登校を確定してしまうようなことを言えないのです。
表面上は、何も感じてないように見える担任も、実は、心の深くでは、自分の力が不足していることは感じています。(無意識下で葛藤していて、現実を認めたくないみたいなこんがらがった考え方の方もいますが!)
給食費より大切なこと
止めようと思われるなら何にも気兼ねせず、親御さんからはっきりとおっしゃればいいのです。
食べていない給食費を払うより、そのお金でお子さんと一緒にランチに行って楽しい時間を過ごす。
その方が絶対いい。
急に学校に行きたいと言ったら?給食はどうなる?
予備の給食はあるのか?
学校には一食ぐらい予備があるだろうと、思われる方もおられます。
が、注文していないのだから、ないものと考えられるのが良いと思います。
ただ、確かに予備がある学校もありますので、学校に聞いておくといいとは思います。
給食の運用は様々
ただ予備があっても:
- 急な転校生があったり
- 入院していて給食を止めていたお子さんの退院が早まったり
など、前日までに予備をどう使うかが決まっていることも多いのです。
予備で足らなければ、教頭先生の給食であったり、休んでいる子どものものであったりと、どこかで(正規の方法ではなく)調達されることになります。
再登校は、ゆっくりじわじわ戻る
だ私の考えでは、お子さんの様子もありますが、再登校は、ゆっくりじわじわ戻ることをお勧めしています。
ですから、初日から給食を食べることは、お勧めしていません。
給食後の午後からか、または午前中の数時間など短い時間がいいと思っています。無理はしないで余裕のあるぐらいがいいのです。
私の息子の経験
実は私の子ども(現在社会人)のことなのですが、小学生の頃、不登校をしていました。
その不登校時代に、ひさしぶりに学校に行った日。
私は給食を止めていたのですが、学校が好意で給食を準備してくださいました。
帰ってきて息子に
「給食、おいしかった?」
と尋ねると
「砂の味がした」
と言ってました。
お子さんのタイプや心の健康さによりますが、無理しすぎるのは子どもさんが可哀想だし、後で反動が出ると思います。
つまり、再登校になったとしても給食を食べることは、お子さんのために急がない方がいいと思います。
先生への伝え方|丁寧に、でもはっきりと
給食を止めることを、先生に伝える時のポイント。
学校・先生側の事情は気にしなくていい
まず給食を止めることは、先生自身にダメージがある時があります。
担任であれば特に。
ただこれは気になさらなくていいです。
この件で、先生の心がダメージを受けるのは、その先生自身の問題だと思います。
ただ親御さんは、このことを心に留めて、慎重に丁寧にお伝えになってください。
先生もくわしくは知らないかも
そして実際に伝えても、給食を止めることができるということを知らない先生もおられます。また学校も即答できないかもしれません。
賢明な先生なら、ここで一旦確認作業が入るでしょう。
事前に情報を調べておく
先にこの時点で、客観的な情報を伝えておきます。
親御さんは、先に情報を調べておいてください。
例えば、事前に教育委員会などに尋ねておいて「教育委員会は、校長裁量だと言ってます」など。
また:
- 近隣の学校の情報
- PTAの会長さんの意見
- カウンセラーの意見
- 他の不登校の親御さんの意見
弁護士さんの見解などもネットでは、載っているサイトもありますね。
ほとんどの先生は、親御さんのいうことをきちんと公平に受け止めることができます。
が、一部に、不登校の親は「自分勝手だ」「給食止めるなんて聞いたことない」など、自分の物差ししか持たない先生もいますので、門前払いをさせないための策です。
また給食を止める事務については、ネットショップのキャンセルのように簡単にできると思われるかもしれません。
が、学校に入っているシステムって何故か、本当に使い勝手が悪く(コストを抑えていながら、セキュリティを重視しているからだと思いますが)この程度の事務作業でも案外時間がかかります。
また管理職、教育委員会に口頭の報告さらに文書による報告が必要だったりします。
そして給食の食数が変わるので、給食主任や栄養職員に報告などなど、いろんな事務仕事が付いてきます。
少し時間がかかるかもしれません。
丁寧にお願いしていきましょう。
PTA活動がつらい|退会してもいい?
お子さんが不登校で学校を休んでるのに、親御さんがPTAの役員で学校に行かねばならない!というお話もよくお聞きします。
実は私もPTAの役員をしている時に、子どもが不登校をしておりました。
その時PTAの退会を考えたこともありました。
PTAは任意の団体、強制力はありません
PTAは法的な縛りなど全くないですし、入会しなくてもよいものです。
実際PTAが組織されていない学校もあります。また入学時に、申し込みをとっている学校もあります。全く任意の団体であるのです。
でも、とは言っても...
ただ、とは言っても、ほとんどの親御さんは、入るべきものと考えておられますし、途中で退会するってなると、どんな噂話になるかは運次第‼️
めんどくさいなあ、と思って、そのままにしておきました。
私の「スパイの潜入調査」作戦
私は当時、PTA活動を『スパイの潜入調査』と勝手に名付け、子どもが嫌な学校を偵察してやる!と、自分に言い聞かせていました。
学校に行けば:
- 先生たちの人間関係
- 教室に様子
- 職員室の様子
などが見えます
実際、先生同士が言い合いしているところを見た時もありましたし、保護者が担任にクレームしている場面を見た時もありました。
また先生、管理職、他の親御さん、ママ友などなど色々な方と話す機会があり、実際、優しさに触れることもありました。
が、「‼️」みたいなことを言われることもあり、凹んだこともたくさん。
スパイの潜入調査ですので危険はつきものと自分で納得していました。
結論:どちらが得策か?で選ぶ
結論としては、PTAは入らなくてもいい。
それについてくるめんどくさい人間関係でどっちが得策か!で選ぶ。って感じですね
元養護教諭として伝えたいこと
私自身も、子どもが不登校の時にPTAの役員をしていました。欠席連絡も、給食費も、全て経験しました。
これらの実務的なことは、「当たり前のことを当たり前にお願いする」だけです。
- 食べていない給食費を止める
- 毎日の欠席連絡を減らす
- PTAを退会する
どれも、親御さんの権利です。
遠慮することはありません。
ただ、学校の先生も、お子さんのことを心配しています。
丁寧にお願いすることで、スムーズに進むことが多いです。
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一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。 |
