嘘は、泥棒の始まりなんて言います。
でも私は子どもさんの嘘は、絶対悪いとは思いません。
嘘には色々種類があって、例えば海に行っていないけど見栄を張りたくて
「海に行った。」
と言う意識的な嘘もあります。
また海に行きたいなあと想像している間に行った気になり、自分自身も区別がつかず「海に行った」
と言う場合もあります。
また意識的な嘘の中でも
場を盛り上げるためにつくような嘘もありますし、
相手を傷つけないための嘘もあります。
また希望や願望が現れていたり、構って欲しくて嘘をついていたりする場合もあります。
「嘘は悪いこと」
と言った単純な構造にはなりません。
子どもさんが嘘をついた時は、しっかりお子さんの話や背景を見て
- 叱るべきことなのか
- 嘘は良くないという前提の上で言って聞かせるのか
- 様子を見るのか
- スルーするか
その都度対応は判断してください。
そして、不登校のお子さんの嘘は特に慎重に判断してください。
- お子さんが自分の領域を守るために嘘をついてはいませんか?
- 子どもの領域に土足で踏み込んでいるのでいるのはあなたではないですか?
子どもさんが、自分の領域を守るために嘘をついているということは、ここが危険だと思っているということ。
そして誰がお子さんの領域を脅かしているのか!
よくよく考えてください。
子育ては、本当に親の価値観を問われる作業です。
不登校のお子さんであれば、さらに感性が鋭く親御さん自身の価値観の真意を問うてきます。
お子さんの嘘に惑わされずに大きく現状を見ましょう。
お子さんの嘘はお子さんの心を知る手がかりです。