迷われているなら、まず情報を集めましょう。
そもそも子ども専門の心療内科医・精神科は少ないのです。
「不登校のお子さんを心療内科・精神科に連れて行った方がいいか?」
と親御さんに聞かれることがあります。
これは、お子さんとお会いしないとはっきりしたことは言えないのですが・・・
もし親御さんが迷われているようでしたら、行くかどうかは、置いておいてリサーチを始めてください。
子どもさん専門の心療内科・精神科は本当に少ないのです。
予約できたとしても2週間から2ヶ月先といったような状況です。
さらにコロナ禍で、新規の患者さんを受けていないということも考えられます。
まずはたくさん情報を集めましょう。
それから、かかりつけ医が、子どもさんの様子を良く知ってくださっているなら、そちらに先に相談されてもいいかなあと思います。
専門によっては、みてくださることがあります。
また知り合い等をご紹介いただけるかもしれません。
またはお住いの地域によりますが保健所や精神保健センターなどでも、無料の電話相談などをしています。
病院の情報だけでなく、病院に行くべきかどうかなどの具体的なアドバイスをいただけます。
病院を見つけたら問い合わせをして、予約の手順を聞いておきましょう。
もし思い当たる病院がなければ、学校の先生に聞いてみましょう。
担任以外にも保健室の先生、校長先生、教頭先生、教育相談担当の先生。
そしてスクールカウンセラー。
この時ポイントは、
「病院を紹介して欲しい」ではなく、
- 「病院の情報ありますか?」
- 「◯◯病院って通っている人いますか?」
という感じがいいと思います。
(病院を紹介して、治療がうまくいかないと、後々学校とのトラブルになることがあったりしますので、学校は病院をお勧めするのには、慎重です。)
病院が絞れてくれば、その病院に問い合わせをしたりホームページなどで情報を集めましょう。
- どこにある?
- 診察時間?
- 初診を受けるにはどのような手順があるか?
- 予約制?
- 紹介制?
- 今予約したらいつみてもらえる?
実際に予約をするかを考えるポイント
さて病院が見つかったら、実際に予約をするかは、まず大人でしっかり話し合ってください。
心療内科・精神科に対して偏見のある家族がいると、後でごちゃごちゃします。
大人が方向性をもてれば、次は本人に説明してください。
もし本人が行きたくないと言えば、なぜ行きたくないかなどなど、聞いてあげてください。
無理強いは良くないので、どうしても子どもさんが行きたくなければ、親御さんだけが行く方法もあります。
基本的には、日常生活でお子さん自身が困っている、親御さんが困っているなら、かかられることをお勧めします。
例えば不登校に伴って
- 体調(かかりつけ医がいらっしゃるなら先にそちらへ)
- 食事(食欲がない、ありすぎ、美味しく感じるか、急激に痩せた、太ったなど)
- 睡眠(寝付き、熟睡できているか、何度も目が覚める、朝起きられない、寝すぎてしまうなど)
- 気力(考えることができない、今まで楽しめていたゲームや趣味にもやる気が出ないなど)
- 感情コントロール(強い不安、すぐ泣く、すぐ怒る、イライラなど)
- 排尿(便秘、下痢を繰り返す、頻尿など)
- 運動(体が動かないように感じるなど)
まとめ
基本的には、近くに行きやすい心療内科・精神科があり、
お子さんが嫌がってないなら行かれることをお勧めします。
もしお医者さんとお子さんの相性が良ければこんなに心強いことはありません。
私の長男も不登校で、大学病院の心療内科に何回か行ったことがありました。
通院の後には、デザート付きのランチを一緒に食べたり、ゲームセンターでゲームをして帰ってきました。
私的には、その頃を思い出すとどんよりした気持ちになるのですが、本人に聞くと、
「あのランチおいしかったよなー」
という感じで病院のことは、どうということはなかったみたいです。
せっかくですからお子さんのが喜ぶ“寄り道”をセットにして、楽しんでいけるといいですね。
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