不登校について情報を集めてみましょう。
その1では、お子さんの話を聞いていただきました。
いかがでしたか?
- 納得できないこともあったかもしれません。
- そんな些細な事を気にしていたら生きていけないと思われた方もいるかもしれません。
- そうか。それは大変だねと思われた方もいたかもしれません。
今はそれはそのまま置いておいてください。
答えはまだ出ないと思います。
今日は不登校ということについて知りましょう。
「不登校」とは文部科学省の定義では
1年間に30日以上欠席すること
を言います。
(ただし、『病気』や『経済的理由』による者を除く)
今、日本の小中学生の不登校は何人いると思われますか?
令和2年度の不登校の情報が文部科学省のホームページによると、小・中学校の不登校の数は196,127人(前年度181,272人)です。
昨年よりから14,855人(8.2%)増えています。
小学生は100人に一人、中学生は24人に一人が不登校となります。
不登校の数は8年連続で増え続けています。
そして約55%の不登校児童生徒が90日以上欠席しています。
(5年を振り返ると小学校H27:0.4% → R02:1.0% ,中学校 H27:2.8%→ R02:4.1%)
(令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要から)
いま不登校がこんなに増えているから安心してください。
ということではもちろんありません。
でもこんなにたくさんいて、特にこの8年は増え続けているということは、やはり今の学校のシステムに何か不具合があるということです。
それはご理解いただきたいです。
ではそれは学校だけなのでしょうか?
- 日本では、引きこもりの人は200万人以上ともいわれています。
- 日本は自殺大国ともいわれています。
- 世界幸福度ランキングで日本は世界56位です。
「今の日本は・・・」
など言い出すと話が大きくなりすぎますし、もっといろいろ検証しないといけなくなりますのでここまでにさせてください。
不登校は、子どもさんからの“人生で一番大切なものは何か?”という問いかけです。
私たち大人は、子どもに何と答えましょうか?
こちらの記事もあせてご覧ください
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